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1990年 1月の手紙
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あけまして、おめでとうございます。
いろんなことのあった平成一年も終わり、新しい年がやって来ました。子供の頃の一年一年って、一か月一か月が同じ長さで、同じようなリズムで一年が過ぎていったのに、この頃ふと、だんだん一年がいびつになるような気がしています。振り返ると、すごく長かったひと月や、あっという間に過ぎていったひと月、いろんなことのあったひと月、何をしていたのか全く思い出せないほどに過ぎていったひと月。一か月一か月の重みが全く違うのです。ずっと齢を取って振り返るとき、きっと印象の強い一か月だけを、そしてその中でも一番大事な何日かだけ、思い出すのでしょうか。そして、その日があったことだけが、その一年の印象になってしまうのかもしれません。
去年12月にもご報告していたように、3月7日（水）に、初めてのソロ・コンサートを開くことになりました。
1990年3月7日は、私にとってはきっと、この数年の中で一番強い色に染まる一日になると思うのです。うんと素敵な輝いた思い出の一日にするためにも、精いっぱい頑張るつもりです。そして、聞いて頂いた皆様の心の中に、少しでも輝いた思い出として残るコンサートにできれば、本当に幸せです。
3月といっても、あとちょうど二か月。半年以上前から準備をしていたはずなのですけど、やっぱり今ごろばたばたと走り回っています。チラシ、ポスターも出来上がりました。出来たてホヤホヤで同封させて頂きます。どうぞよろしくお願いします。
1990年。あと十年で二十世紀も終わり。二十一世紀なんていうと、SFの世界のような気がしてきます。
この十年は、どんな年になるのでしょうか？十年計画なんて、よくいいますけど、皆様どんな計画をおたてですか？十年後って、どんな世界になっているのかしら・・・？
新年の御挨拶、新年会などで、きっとお忙しい毎日のことと思います。寒さもこれからが本番。どうか、お風邪などおひきにならないよう、御自愛下さいませ。